月の足跡
リヴリーの飼育から擬人化小説に至るまで・・・リヴに関する日記を書いてます
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夏休みは終わった
なんか卒業公演の準備があったりとかして、色々忙しくなってきちゃいました。
それでも時間を見ては、ちょこちょこノートに書き留めたりしてるんですが・・・


そんな中。
ひとつ、ばば~っと勢いに任せて書き上げた、ディグとフェンリ+ウェイのほのぼの話を
投下したいと思います!!

あんまり見直す時間もなかったし、書く時間もなかったから、適当になっちゃってるんだけど。
そしてほのぼの系だと、あんまり静稀色ってのが出ないんだけど・・・

約1年ぶりの小説更新。
よかったらお楽しみ下さい。

静稀色な儚げ小説は、また今度。
双子で何かやらかす予定なので、お待ち下さい。

では、ReadMoreからどうぞ。
相変わらずディグの扱いが酷い・・・!





 晴れ渡った空
 耳を劈くセミの声と降り注ぐ眩しい日差しは、未だ夏の盛りを告げている。

 ――― が、今日は8月24日

 カレンダー上では、あと1週間で子供達にとっての夏が終わる。


「あと1週間で学校か・・・」


 クーラーの効いた部屋のベッドに寝転がり、ソーダ味のアイスを齧りながら、ディグは目を細めて窓の外の空を見上げた。


「あぁ~・・・めんどくせぇ・・・」


 学校に行く事は嫌いではないのだが、何せ勉強があまり好きではない。
 1日の時間割が全て体育だったらどれ程いいか、といつも思う。


「えーっとぉー・・・」


 ベッドの上でごろりと寝返りをうち、隣に置かれた勉強机に積まれている教科書の山を見つめる。


「あと終わってない宿題は・・・」


 頭の中で出された宿題のリストを思い出しながら、しゃくりとアイスの最後の1口を放り込み、そして―― ディグは絶叫した。


「あああぁぁーーー!!」


 そう、完全に頭から抜け落ちていたのだ。
 最も厄介で、最も難解な宿題―― 自由研究の存在を。


「うわっやべ! 夏休み終わるまであと1週間しかないってのに何も考えてなかった・・・! えっ! マジどうしよう!!」


 がばりと身を起こし、アイスの棒を咥えたまま部屋を右往左往すること数分。


「何も思いつかねぇぇーー!!」


 焦れば焦るほど、アイデアとは逃げていくもの。
 真っ白になった頭には何も浮かんでこない。


「どうしようどうしよう・・・! そうだ、フェンリっ!!」


 アイス棒をぽいっとゴミ箱に放り投げ、ディグは自室から駆け出て弟の部屋へ急いだ。








「フェンリっ!」


 ノックなしの突然の来訪に、同じくベッドの上でサンテンドーBSをやっていたフェンリは、あからさまに顔を顰める。


「何よディグ兄。今、いいところなんだから~」
「お前・・・、余裕だなぁ」
「余裕って? あぁ、もしかして宿題の事?」


 ずばり的中に、ディグは心なしか動揺した表情を浮かべる。


「なっ・・・何でわかるんだよ」
「だってディグ兄だもん」


 さも簡単とばかり言ってのけた後、パタン、とゲームを閉じ、フェンリは顔をひくつかせている兄を勉強机の椅子へ促した。


「仕方ない。おいらが話を聞いてしんぜよう」
「・・・お願いします」


 ここでキレたら、アイデアはいただけない。
 兄を敬わない嘗めた態度に、拳骨のひとつでも食らわせたいのをぐっと我慢し、ディグは椅子に座るとフェンリにペコりと頭を下げた。


「で、何が終わってないの?」
「自由研究。一番めんどくせぇのが残ってんだよ」
「ディグ兄ぃ~ めんどいのは先にやっちゃわなきゃダメだよー」


 言われなくてもわかってる。
 だが、どうしても面倒なものは後に回してしまうのだから仕方ない。
 その結果、こうなってしまったわけだが・・・


「何かアイデアないか?」
「うーん・・・、ない!」


 偉そうな事を言った割には、即答で叩き切る弟に、やはりここへ来たのは間違いだったのでは・・・と思い始める。
 そもそも弟に頼る時点で間違っているのかもしれないが、それはそれ。

 気を取り直し、ディグは再び弟に質問する。


「お前は何やったんだ?」
「おいら? おいらは、"どの時間帯が一番ddが多く出るか"の調査だよ」
「・・・へ?」
「だから~1時間放置の時に出るddの額と、24時間放置の時に出るddの額は違うわけでしょ? 1時間ずつ放置時間を延ばしていって、その時に出た額を1時間で平均いくら出たか計算したの。それを表にまとめたってわけさ」


 フェンリは勉強机へと手を伸ばし、そこから1冊のノートを引っ張り出す。
 表紙に大きくタイトルが書かれたそいつを、フェンリはえっへんと胸を張ってディグに突き出した。


「・・・お前ひとりでやったの? それ」
「ううん。ユーラとかヴィオルとかヴィネガ様とかにも手伝ってもらった。だって、おいらひとりだけの記録を出したってしょうがないでしょ」
「まぁ、確かにな」


 肯きつつ、突き出されたノートに手を伸ばし、取ろうとした瞬間


「ちょっと見せ・・・」
「ダメっ!!」


 フェンリは素早い身のこなしで、ひょいっと腕を引っ込めた。
 見事なまでの軽やかな動きを前にして、ディグの手は虚しくも空を切った。


「おいっ! 何で見せてくれねぇんだよ」
「ディグ兄の為にならないから」
「お前なぁ・・・別にアイデア盗もうってわけじゃねぇんだから」
「だ~めぇ~」


 いそいそと緑色のマクラの下にノートを隠し、フェンリは人差し指を兄の前にピンと立てる。


「ねぇディグ兄。アイデア浮かばないんだったら、ウェ兄に相談すればいいじゃん! ウェ兄だったら何かアイデアくれるかもよ」
「そっか。ウェイがいたわ。よっしゃ! 早速紙飛行機飛ばしてみるぜ!!」


 フェンリの口から出されたのは、ディグにとっての親友の名。
 その存在をすっかり忘れていたディグは、生き返った魚のように元気を取り戻し、一気に手紙を書き上げた。

 その勢いにフェンリはボソりと、宿題もこの勢いでやればいいのにね・・・。と呟いたのをディグは知らない。


「よし、飛んでけ!」


 開け放たれた窓から伝書鳩の如く飛んでいく紙飛行機を見送り、ディグは一仕事終えたとばかりにふぅ~と額の汗を拭う。
 その隣でフェンリは、冷気が逃げるー!と喚きながら、いそいそと窓を閉めた。


「で、何て書いたのー?」
「あぁ。ウェイが何をやったのかってのと、何かアイデアないかって」
「うわ~・・・、ディグ兄めっちゃストレートだね」
「手紙なんてストレートに書かないと伝わらないもんだろ」
「そういう意味じゃなくて、少しは自分で考えてみるとかー・・・」
「一応ちゃんと考えたぞ。でも思い浮かばなかったから、お前のところに来たんじゃねぇか」
「・・・あのね、ディグ兄。数十分は考えたうちに入らないよ」
「お前・・・、だんだん母さんに似てきたな」


 ――― そんなやり取りをしているうちに、どこからか飛んできた一機の紙飛行機が、ものの見事に窓ガラスに当たって落っこちた。


「お、さすがウェイ。返信が早い!」


 窓を開け、紙飛行機を拾ったディグは満面の笑みを浮かべながら、すぐさま紙を広げる。
 そこには・・・・・・


『お前まだ自由研究やってなかったのかよ。しょうがねぇなぁ~・・・ 今から出来る事って言ったら植物の観察くらいじゃないか? ほら、ちょうど闇店でタネも売ってる事だし、レイン使えばすぐだからさ、意外とラクに出来るぞ。
 ちなみに俺は、"トランシロン使用前と使用後における、リヴリー種の性格の変化について"を研究してみた。
 面白い事がわかったから、学校始まったら見せてやるよ!』


「・・・さすがウェ兄。研究する内容が大学レベル! どこぞのディグ兄とは違うねぇ~」


 真横でこっそり覗き見をしていたフェンリは、その内容に感嘆の声を上げた。

 確かに何かレベルが違う。
 判っているのに敢えて口に出されると、さすがに正直イラっとする。


「うるせぇ!」
「いたっ!!」


 今度こそポコンと拳骨ひとつ落とし、ディグは紙飛行機をぐしゃっと潰してゴミ箱に捨てた。


「悪いがこれから研究に入る。お前に構っているヒマはねぇ!」


 びしっ!と言い放った先で、フェンリは再びBSに電源を入れている。
 既に興味なしといった体裁で、顔も上げずにピコピコと手を振りながら、最後の一言。


「植物枯らさないようにねぇ~」


 ――― ディグは静かにハンマーの呪文を解き放った。










 それから数日間。
 照りつける太陽の下、プランターを前に植物と戦う兄の姿を、フェンリはクーラーの効いた部屋の窓からBS片手に横目で眺めていた。






ウェイが手紙でしか出てこなかった・・・。
いや、流れ的に出したくなかったんですよっと。


静稀の本格始動はきっと、卒業公演が終わったらですね。
日にちはまだ決まってないのですが、早ければ12月、遅ければ来年3月かな。

少しずつ何かを進められていければいいなぁ~と思ってます。
頑張るぞ、おぅ!


ではまた近いうちに。

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Author:静稀
設定上は24歳の男だったりします。
あくまで・・・設定ですけどね



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